たばこの分類

j0178064.jpg一言でたばこと云いても日本では一般的にシガレットを想像しがちです。
元々は農産物である葉たばこがあり、商業的に云えばそれを加工し製品化したものをたばこと呼ぶのが妥当だと思います。
現在の日本では消費量の99%がシガレットですので仕方ない事とは思いますが、たばこ事業法上の課税分類が紙巻(シガレット)・葉巻き・パイプ・かぎ用・かみ用・代用品となっています。
j0289084.jpg世界に目を転ずると、上記分類には当てはまらないものが多々あります。
代表的なもの最近話題になっているもの等、簡潔にまとめてみましたので御参考にして下さい。

シガレット

刻んだ葉を紙で巻き上げたたばこ。通 常日本でたばこと云うとこれを指す。
巻いたそのままの両切りタイプとフィルター付がある。
日本ではチャーコール(活性炭)入りの フィルターの商品が多い。

シガー(葉巻)

通常3重構造で外側もたばこの葉で巻かれており、口の中で香りと味わいを楽しむたばこ。
(口腔喫煙)色々なサイズ・産地があり各々の味わいに特徴がある。
基本的に1度火を点けたら吸いきるものです。

パイプたばこ

刻んだ葉をパイプに詰め香りや甘味・時には苦みを口の中で味わうたばこ。
(口腔喫煙)数種類の葉をブレンドし、香料を加えたり圧搾をしたりして長期間熟成させた物が多い。

刻みたばこ

日本で古くより楽しまれているキセルによる喫煙文化。
糸より細く刻まれた葉をキセルに一摘み入れ、2~3服吸うたばこ。
「ちょっと一服」の語源とも云われている。

嗅ぎたばこ

粉末状のたばこを鼻から吸込み粘膜よりニコチンを吸収(スナッフ) するたばこ。
煙を吸込む満足感はありませんが、ニコチンを吸収する事は変わりありません。燃焼をさせませんので 当然タールは発生しません。
火気厳禁・禁煙空間でもOK

手巻きたばこ

刻まれた葉を自分で紙で巻き上げるたばこ。好みによりブレンドや別売りのフィルターを付けることもできる。
従来品にナチュラル系やフレーバー系などの葉も加わり販売される種類が多くなった。またチュービングという、さや紙(筒状のタバコ葉の入っていない紙)に葉を詰めてつくるタイプもこの分類になる。
関連商品(喫煙具など)も多く出回り、個性に応じていろいろと楽しめる。

ビディー

たばこの葉を柿科の葉で巻き、吸い口に近い方を糸で結んであるたばこ。
インド及び東南アジア地区に多く見られる。

噛みたばこ

香料が加えられた葉を口に含み、ニコチンを口の粘膜より 吸収するたばこ。
唾液は吐出すので場所を選ばなければならない。
形状は刻まれた葉そのままの物・ティーバック状の袋に入った物(スヌース)・ガムに含ませた物(チューイング)等色々ある。

水たばこ

中東方面で多く見かけられる大きな水パイプに、葉を水に浸し香料を加えた物を乗せ、炭火で燃やして楽しむたばこ

パッチたばこ(国内未入荷)

ニコチンを含んだシールを皮膚に貼り、皮下から血液中にニコチンを浸透させるたばこ。
欧米では禁煙グッズとして医薬品扱いの国が多い。

電子タバコ

近年欧米で流行り基調にある、加熱式と気化式の直接タバコ葉を燃やさないで煙を吸引するもの。
ポッド(小さい容器)にタバコ葉が入っていて、加熱する形式のものはニコチンを摂取できる。2014.07時点で、JTのwebサイトから購入することができる。
リキッドと呼ばれる液体を気化させるタイプのものは電子シーシャとも呼ばれ、ニコチンを含まないものが国内では販売されている。
ここで注意が必要なのは、リキッドタイプに関してニコチンを含むものを販売することは日本では薬事法違反となる。くれぐれも取り扱かわないように。

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